背中ニキビの種類と対策について

自信が持てる体へ

ニキビというと顔にできるという印象を持たれがちですが、実際には背中やお尻など、体にできることも少なくありません。自分では見つけにくい場所にできることもあり、気づかないうちに悪化して痛みなどを伴うこともあります。背中ニキビを防ぐためには、ニキビの種類から原因を特定して、それに見合った対策をとらなければなりません。
場合によっては、治療をしなければいつまでも治らないケースもありますし、治療を開始しても数か月から年単位で改善させるケースもあります。女性だけでなく男性にも見られる症状ですので、日頃から背中に違和感を感じた時には鏡などでチェックしてみましょう。また、様子を見ても改善しない場合には、早めに皮膚科に相談してみることも重要ですが、以下の対策を参考にして、できることは自分でケアをしておくと悪化せずに済むでしょう。特に背中ニキビができやすい人は、できてからでは治りが遅くなるため、日常生活でも注意しましょう。

背中ニキビの原因とは

ニキビができる原因としてよく言われるのは肌のバリア機能が衰えているところに、皮脂の過剰分泌や外的刺激、アクネ菌などの雑菌の繁殖によって化膿や炎症を起こすというケースです。背中ニキビにも当てはまりますが、実際には背中という部位独特の事情もあり、人によっては複数の原因で悪化しているというケースもあります。そのため、思い当たる原因が複数あるときには、それぞれにケアをしておいたほうが良いでしょう。
背中ニキビの原因として、まず、多くの人に考えられるのが汗による雑菌の繁殖です。背中は顔や手のようにこまめに洗うことができませんし、仰向けに眠っているときや背もたれに寄りかかっているときなど、通気が悪く汗をかいてしまうケースが意外と多くあります。そのため、普段から汗をかきやすい人は気を付けましょう。また、衣類に使用している洗剤や柔軟剤なども肌に合わないものが存在します。洗剤などを変えた時や、クリーニングから戻ったばかりの服を着用してニキビが増えた場合などは、低刺激の洗剤を選んだり、極力天然素材の衣類を着用しましょう。
また、女性に多い髪の長い人で気を付けたいのがシャンプーや整髪料などによる刺激です。特に夏場は薄手の服なので直接背中に髪が当たることも多く、これらの成分が肌に刺激を与える可能性が高いです。
夏場にはもう一つ、日焼けにも気を付けましょう。日焼けは肌にとっては火傷と変わらず、バリア機能が著しく衰えてしまいます。乾燥してしまうために炎症を起こしたときの回復も遅くなります。
日常生活では、食事やストレスに気を付けましょう。通常のニキビ同様に、糖分や油脂の多い食事は吹き出物ができやすくなります。また、ストレスや喫煙などでホルモンバランスが崩れた時にも肌荒れが生じやすくなりますので、生活のリズムをきちんと整えて、入浴や趣味の時間などでリラックスするなどの健康的な生活を送りましょう。

背中ニキビを改善するには

背中にもスキンケア

背中ニキビは上記のように、原因が様々です。共通して言えることは、肌を刺激から守ること、体調を整えて肌のバリア機能を強化させることなどですが、自分では考えていなかったことが原因となっている可能性もありますので、この機会に肌質やニキビが気になりだした時期などについて改めて確認しておくとよいでしょう。
具体的には、汗をかきやすい人は肌を清潔に保ち、綿や麻などの天然素材のインナーを着用するなど通気性にも気を付けるとよいでしょう。敏感肌の人は低刺激の洗剤を使うのも効果があります。髪の毛の当たる位置にニキビができやすい人は、入浴中など背中に直接髪の毛が当たるときにはタオルで髪を巻いておいたり、肩にタオルをかけておくなどできるだけ触れないようにすること、シャンプーなどはしっかりすすいで、刺激の少ないヘアケア商品を使うことなどがおすすめです。また、濡れた状態の髪が背中に長いこと触れていると、雑菌の繁殖しやすい環境を作ってしまいます。早めに乾かすようにしましょう。日焼けに関しては、できるだけ背中が直射日光に当たらないことが大切です。近年ではUVカットの衣類などもありますし、日傘や日焼け止めなども使って肌を保護しましょう。日に焼けた時には低刺激のスキンケア商品で保湿をしたり、アイシングなどで肌の熱を抑えるとよいでしょう。
食事に関しては栄養バランスが取れていることが大切です。極端に糖分や油脂を控えると、逆に乾燥肌になりますので気を付けましょう。塩分を控え、ビタミンやミネラルの豊富な野菜や果物、海藻、キノコ類などを多く摂取するのがお勧めです。飲酒や喫煙はストレス発散に重宝しますが、肌荒れを引き起こしますのでほどほどにたしなみましょう。22~午前2時の間は肌の回復が集中的に行われますので、この時間を含めて良質な睡眠をとるようにするのもニキビケアに効果的です。入浴は熱すぎないお湯でゆったりリラックスしましょう。

背中ニキビの予防法とは

背中には背中のケア

背中ニキビは改善には時間がかかりますが、あらかじめ予防しておくときれいな状態を維持することができます。これまで挙げてきた原因からもわかるように、あまり気にしていない普段の行動が背中ニキビを悪化させる可能性も非常に高いです。これらに気を付けるだけでも、予防としてはかなりの効果が期待できるでしょう。
健康な肌は、多少の刺激や雑菌から肌を守ることができますので、原因を予防するだけでなく、肌を健やかに保つことも重要です。普段は見えるところしかしない保湿ケアも、背中に取り入れてみるとよいでしょう。ストレスやホルモンバランスの乱れを感じている人は、リラックスできる時間や空間を持つようにしましょう。肌は乾燥がちになると、皮脂を過剰に分泌してバランスを取ろうとしますので、入浴で背中を洗うときには必要以上に洗いすぎないことも大切です。ピーリングや垢すりなどは一時的にきれいになっても、肌に刺激を与えがちですので、背中に吹き出物ができやすい人は極力避けたほうがよいでしょう。また、日ごろから自分で背中の状態を気にかけておいて、ニキビが見つかった時にはこまめにケアをすることで症状を軽く済ませられます。

背中ニキビは適切なケアで

このように、一見見つけにくく治りが悪いと思われがちな背中ニキビも、症状をよく確認して適切な対応をとることで、痕が残るような心配はありません。もともと皮膚が薄く弱い個所ですので、化膿や炎症を起こすと痛々しい状態になりますが、きちんとケアすることでバリア機能も高まり、ニキビのできにくい肌質に変わっていきます。食事や睡眠、ストレスの発散などは背中に限らず全身のニキビ対策としてもおすすめですので、普段の生活を見直すようにするとよいでしょう。
なお、敏感肌や乾燥肌、アトピーの人などは特に注意しましょう。もともと背中ニキビはほかの箇所に比べて通気性が悪かったり、圧迫されたり、衣類や髪の毛などで雑菌や刺激物が付着しやすいというリスクがあるため、回復に時間がかかるといわれています。一度背中ニキビができると、アトピーなどの症状が悪化しやすいため、普段から皮膚科に通って適切な処置を受けたり、刺激の少ないケアをしましょう。ニキビができた時にも、短期間で効果の出やすいピーリングなどの治療は弱っている肌に強い刺激を与えることにもなりますので、ほかの方法で様子を見ながら受けたほうが良いでしょう。